頸肩腕症候群


2019/4/7

頸肩腕症候群

頸肩腕症候群とは、首(頸部)から肩・腕・上背部などにかけての痛み・異常感覚(しびれなど)を訴える全ての症例を指した総称です。

特に病院(整形外科)の検査などで病因が確定出来ない(異常が見つからない)場合に、その病名を言い渡されるケースが多いです。

主には、デスクワークや座位で細かい作業に従事する職業の方に多い症例です。

また、頚肩腕症候群を発症している方は、首筋~肩、上背部、腕にかけてのコリや痛み、しびれなどに留まらず・・・

●疲労感
体が疲れやすい、朝起きるのが辛い

●頭痛、顔面痛
緊張型頭痛、偏頭痛、群発型頭痛、顔面神経痛、三叉神経痛、顎関節症

●体温の異常
慢性的な微熱、低体温など

●睡眠異常
不眠症、日中の眠気

●耳・喉・口の症状
耳鳴り、めまい、耳が詰まり感、喉の異物感、ドライマウス

●胸部の異常
動悸、息切れ、胸の痛み、胸やけ、圧迫感、うまく息を吸い込めないなど

吐き気・胃腸の異常
消化不良、吐き気、腹部膨満、便秘、下痢、腹にガスが溜まる

●排尿の症状
頻尿、残尿感、排尿困難

●皮膚の異常
皮膚や粘膜のかゆみ

などの症状を併発している場合も多いです。

その理由は、首(頚髄)の神経に何らかの問題があると、その上位にある頭部の還流が阻害され大脳、間脳(視床、視床下部、脳下垂体)、脳幹部(12脳神経)の働きも低下するからです。



視床が障害されると、脊髄の機能を支配していますので、四肢にも症状がでます。

視床下部は「生命維持の中枢であり、自律神経系の中枢」です。
内臓の働きや、血圧や体温などを無意識下で調節し、ホメオスタシス(恒常性)を維持しています。ホメオスタシスは、自律神経系とホルモン系の連動によって保たれており、視床下部は下垂体との連携で、内分泌系(各種ホルモンの分泌)もコントロールしています。


また、脳幹部(12脳神経)が障害されると、以下のような症状が起こります。

Ⅰ嗅神経

嗅覚異常

Ⅱ視神経

視力

Ⅲ動眼神経、Ⅳ滑車神経

複視、眼球運動

Ⅴ三叉神経

顔の触れない痛み、奥歯の激痛、頬、下顎の激痛

Ⅵ外転神経

眼球外転

Ⅶ顔面神経

顔面の歪みと突っ張り感、顔面麻痺、dry eye、dry mouse、甘みの異常(舌前2/3)、眼輪筋麻痺

Ⅷ内耳神経

耳鳴り、めまい

Ⅸ舌咽神経

塩辛味覚異常(舌後1/3)

Ⅹ迷走神経

内臓症状、便秘、吐気、胃痛、腹部膨満、血圧、食欲

XI副神経

肩コリ、頸部後屈困難

XII舌下神経

舌の偏位


当院で行っている「遠絡療法」は、これらの症状の改善が得意です。

 

 

頚肩腕症候群は、首や肩の筋肉のコリや張りをマッサージしても、根本的な改善にはなりません。

あくまでも原因の大元である、中枢神経(脳、脊髄)に効果が及ぶような治療が必要だと考えています。

頚肩腕症候群、その他自律神経系の不調でお悩みの方は、是非当院にご相談ください。


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