今回は、当院で行っている「遠絡療法」という治療法の理論から「肩の痛み」について、お話しさせて頂きます。
遠絡療法では、ぶつけた、捻ったなどの原因もなく発生した、肩~手指にかけての痛みは、全て脳・脊髄、及び脊髄神経に根本的な原因があると考えて施術しています。
主な肩の痛みの大元になる中枢は以下の通りです。
①視床の障害
特徴:両側性(左右共に症状がある)
運動制限(上肢の脱力感)、牽引痛(引っ張られるような痛み)
②延髄(副神経)の障害
特徴:両側性、首の後屈困難を伴う、肩関節後面(僧帽筋)の痛み、重み
③脊髄神経線維の炎症によるもの
特徴:症状は片側(進行すると両側)、運動制限のない痛みと重み
脊髄のレベルによって症状の発生する場所が異なる。
肩前方:腰髄4.5
肩側面:頚髄
腋窩周辺:胸髄4.5
専門的な言葉で、何なのか分からないですよね? すみません。
ただ、一括りに肩の痛みといっても色々な場所に原因があって起こっているんだという事を知って頂ければ幸いです。
そして、外傷またはオーバーユースなどのスポーツ障害かと思っていた肩の痛みでも、長期に渡り治らない場合は、脳神経や脊髄神経に何らかの問題がある可能性が高いと思います。
五十肩(肩関節周囲炎)、野球肩、インピンジメント症候群、肩関節腱板炎など、当院は、病名で治療はしません。
あくまでも出ている症状の大元が何なのかを見極めて「肩」の治療を行っています。
従って、病院で「五十肩」と診断された方でも、実際には一人ひとり出ている症状や原因となっている場所は異なるケースは多く、同じ治療にはなりません。
スッキリしない肩の痛み、お気軽ご相談ください。
相模原市南区:鵜野森グリーンハイツ整骨院
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