2025/10/21

「急増中!現代の小学生を襲う『新型頭痛』の正体と5つの防御策」

従来の「片頭痛」「緊張型頭痛」とは明らかに性質が異なる――。教育現場や小児科で、そんな新たなタイプの頭痛を訴える小学生が急増しています。私たちはこれを、現代の生活環境が生み出した「新型頭痛」と呼びます。

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この記事では、従来の頭痛とは一線を画す「新型頭痛」の正体を明らかにし、我が子をこの頭痛から守るために今日から始められる、具体的な5つの防御策をお伝えします。

「新型頭痛」の正体~それは「IT眼症」と「姿勢由来の複合型頭痛」

 

「新型頭痛」は、一つの原因だけでなく、以下の複数の要因が絡み合って発生する「複合型」の頭痛です。

要因1:デジタル機器の長時間使用による「IT眼症」

· 従来の眼精疲労の域を超え、ピントフリーズ現象(毛様体筋の痙攣によりピント調節ができなくなる)や、ドライアイ、光過敏症などを併発します。これが強い頭痛やめまいの原因に。

要因2:極端な前傾姿勢による「子どものスマホネック」

· うつむき加減でスマホを見る姿勢は、首(頸椎)に約27kg(体重60kgの人の場合)もの負荷をかけます(成人の場合の試算)。これは小学生の細い首と未発達な背骨に、想像以上の負担を強いているのです。

 要因3:ブルーライトによる生体リズムの混乱

· ブルーライトが網膜を通して脳を直接刺激し、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制。結果、深い睡眠が得られず、脳が十分に休息できない「睡眠負債」状態が頭痛を慢性化させます。


我が子を守れ!「新型頭痛」を寄せつけない5つの防御策

 
この頭痛は、治療よりも予防(防御) が何よりも重要です。

【防御策1】物理的距離の確保「1-30-90ルール」

· 1:寝る1時間前はデジタル機器を断つ。
· 30:画面と目の距離を30cm以上離す。
· 90:テレビやPCは、画面の対角線の約2倍(目安90cm以上) 離れて見る。

【防御策2】姿勢防御「目線は常に水平より上に」

· スマホやタブレットは、イスに座って机に置く、またはスタンドを使って、目線がやや下向きになる高さに調整します。画面を覗き込まない姿勢が基本です。

【防御策3】光線防御「ブルーライトカットは必須」

· 端末のナイトシフトモードや、ブルーライトカットフィルムの貼付は必須防御です。さらに、部屋の照明をしっかりつけて、画面と周囲の明るさの差を少なくすることも効果的です。

【防御策4】時間防御「デジタルタイムスケジュール」

· 「1日1時間」という漠然としたルールではなく、「宿題後の17時~18時の1時間」など、使用可能な「時間帯」を明確に区切ります。これにより、ダラダラとした長時間使用を防ぎます。

【防御策5】代替え行動防御「没頭できるアナログ遊びの提供」

· デジタル機器に代わる、没頭できる楽しい遊びを用意することが最大の防御です。LEGO、プラモデル、パズル、読書、外遊びなど、手と頭を使い、達成感を得られる趣味を一緒に探してみましょう。

まとめ

 
「新型頭痛」は、現代の子供たちが直面する新しい健康リスクです。しかし、その原因が「生活習慣」にある以上、私たち保護者が環境を整え、正しい習慣を教えることで、確実に防御することができます。お子さんの未来の健康を守るために、今日から「防御策」の実践を始めてみませんか。



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