朝がとにかく辛い痛み


2021/9/8

朝がとにかく辛い痛み

今回は、「運動(動作)」した時に「痛み」がどうなるか?を基準に「痛み」の本質を解説していきたいと思います。



一般的に何らかの原因で、患部の組織に炎症が起こっていれば、動かすと痛い、使っていると組織の炎症が更に広がって、痛みが増悪するというシンプルな現象が起こります。

このような症状の場合、まずは患部を安静に保つ事を優先的に考える必要があります。

しかし中には、動き始めが一番痛い、朝起きる時がとにかく辛いが、動いているうちに体が楽になる、痛みが消えてしまう!と訴える方も少なくありません。

これらの訴えをされている方々に「組織の炎症」があると考えられるのでしょうか?

また、これらの症状を訴える方の多くが、別の日に来院された際に、痛む場所を確認すると「前回と違う場所」を患部として訴えたり、患者さん自身が痛い場所を触ろうとすると迷いだし、あちこち押して探そうとする事がよくあります。

このような症状の場合、
少なくとも「患部」というものは大まかには存在しているものの「組織の炎症」についてはあまり考える必要がなく、また「湿布」を貼ってもさほど効果は期待できません。

人間の身体には、生命活動にとって必要な様々な「循環」があり、自律神経を介して周期的なリズムと恒常性を維持してます。

西洋医学的にいえば、血液、体液、リンパ液、髄液、ホルモン、神経伝達物質、などの循環であり、東洋医学的にいえば、「気」「血」「水」の循環です。

これらが滞りなく移動・循環することで「健康」は維持されていますが、「動き始めが一番痛い、朝起きる時がとにかく辛い」という症状は、この循環がうまくいかず起こっている現象と捉える事が出来ます。(その多くは静脈還流の低下が問題となっています)


当院で行っている遠絡療法では、この循環の障害の根本的な原因はアトラス(第一頸椎)の炎症と考え、その治療法を確立しています。

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動き出しが痛い、朝がとにかく辛いという症状でお悩みの方、是非当院にご相談ください。

「痛む場所」に原因を求めるのではなく、「痛み」の症状が一日の生活のどのような場面で起こっているかを見極め、その根本的な問題を解決する事が大切ではないかと考え、日々施術を行っております。


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