三叉神経痛とは、脳幹部にある「三叉神経」が引き起こす痛みの状態を言います。
食事や洗顔、歯磨きなどで痛みが誘発されることが多く、激痛のため食事が取れなかったり、歯磨きや洗顔ができない事もあります。
三叉神経はその名の通り、三つの枝(眼神経、上顎神経、下顎神経)に分かれています。
・おでこから眼球まで(第1枝領域)
・下まぶたから頬・上唇・上の歯茎まで(第2枝領域)
・下唇から下顎・下の歯茎・舌の半分(第3枝領域)
の感覚をつかさどっています。

主な原因は、血管の圧迫や三叉神経の炎症、神経の圧迫などが考えられます。
当院の施術の中核を担っている遠絡療法では、頭部、顔面部の痛みの根本的な原因はAtlas(アトラス=頚椎1番)の炎症にあると考えて施術を行っています。
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アトラスは、ちょうど頭蓋骨の真下で、頚椎の一番上の骨です。
三叉神経痛の方は、ほぼ100%アトラスまたは、その周囲の頸椎にズレが生じているのが確認できます。
アトラス(第一頚椎)の炎症などの病変で、この部分の詰まりが起こると・・・
頭部への還流が阻害され、大脳、間脳(視床、視床下部、脳下垂体)、脳幹部(12脳神経)の働きが低下し、三叉神経痛以外にも、様々な症状が起こる可能性があります。
以下にアトラスの炎症で起こり得る症状を、まとめてみました。
≪アトラス(第一頸椎)の炎症で起こる主な症状≫
●疲労感
体が疲れやすい、朝起きるのが辛い
●頭痛、顔面痛
緊張型頭痛、偏頭痛、群発型頭痛、顔面神経痛、三叉神経痛、顎関節症
●体温の異常
慢性的な微熱、低体温など
●睡眠異常
不眠症、日中の眠気
●耳・喉・口の症状
耳鳴り、めまい、耳が詰まり感、喉の異物感、ドライマウス
●胸部の異常
動悸、息切れ、胸の痛み、胸やけ、圧迫感、うまく息を吸い込めないなど
●吐き気・胃腸の異常
消化不良、吐き気、腹部膨満、便秘、下痢、腹にガスが溜まる
●排尿の症状
頻尿、残尿感、排尿困難
●手足の異常
手足のしびれ、脱力感、手足の冷え、ほてり
●筋肉の凝り・関節の痛み
首や肩の凝り、関節の痛みなど
●皮膚の異常
皮膚や粘膜のかゆみ
三叉神経痛、遠絡療法ってどんな施術?
①まずは、レーザー治療器を使ってアトラスの炎症を抑えます
②三叉神経痛の痛みと関連する、遠絡療法独自の手足にある治療ポイントを刺激。
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③手技療法でアトラスのズレを調整します

個人差はあれど、初回から効果を実感できる方も少なくありません。
但し、「三叉神経痛」の方が全員この施術で治ったわけでもありません。
当院では、最初に5回の通院をお勧めしています。5回の施術で効果を実感できる方は継続していく事で痛みが緩和していきます。その反対に5回の施術で効果を感じない方には申し訳ありませんが、お役に立てない可能性が高いので通院を中止していただいています。
三叉神経痛でお悩みの方は、当院にご相談ください。






