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2025/10/17
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足を開くと痛い【股関節】外転・外旋の痛み、その理由と改善方法を解説! |
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今日は、特にこれ!という覚えがないのに
≪著者プロフィール≫
専門用語でいうと「股関節外転・外旋時の疼痛」。 難しそうに聞こえますが、どんな動きかを簡単に説明します。 · 外転(がいてん):足を横(外側)に開く動きです。バレリーナが足を高く上げるあのイメージです。 · 外旋(がいせん):膝を曲げて、つま先を外に向ける動きです。いわゆる「ガニ股」の姿勢。あぐらをかく時や、足を組む時に自然と行う動きです。 今回のテーマは、この「足を横に開く(外転)」と「つま先を外に向ける(外旋)」の動きをした時に、なぜ痛みが出るのか? ということです。 痛みの場所は「大転子」という出っ張り周辺 ![]() 痛みの多くは、股関節の外側にある大転子(だいてんし) という大きな骨の出っ張りと、その周りを取り巻く組織で起こっています。 ここは、いくつもの筋肉や腱(筋肉と骨をつなぐ紐)が集まる、とても混雑した交通渋滞のような場所なのです。 この「大転子周辺の混雑」が痛みの主な原因です。具体的に3つのパターンを見ていきましょう。 痛みの原因①:腱とクッションの炎症「大転子痛症候群」 実際に足を外に開く動作(外転)以外にも、股関節を外転する筋肉は、歩行中の体幹と骨盤を安定させ、正常な歩行を支える重要な役割を担っています。 · どんな時に? · 歩いている時、特に足が体の真下を通る瞬間 · 階段を昇る時 · 横向きに寝て、下になった脚が沈み込む時 · 何が起きている? 1. 腱の炎症:お尻の横にある「中殿筋」「小殿筋」という筋肉は、足を横に上げるエンジンの役割です。このエンジンと大転子を繋ぐ「腱」が、歩き過ぎやランニングなどで使いすぎると、摩擦で傷んで炎症を起こします(腱炎)。 2. クッションの炎症:腱と骨(大転子)の間には、滑液包(かつえきほう) という摩擦を減らすための液体のクッションがあります。このクッションが腱の炎症の波及や、直接ぶつけることによって炎症を起こすことがあります(滑液包炎)。 ⇒ 結果、足を横に上げる(外転)または、と、傷んだ「腱」や炎症を起こした「クッション」が骨に当たって、鋭い痛みが走るのです。 痛みの原因②:筋肉の緊張による神経刺激「梨状筋症候群」 これは外旋(つま先を外に向ける、脚を組む) の痛みで疑わしい原因です。 · どんな時に? · あぐらをかく時 · 椅子に座って足を組む時 · 和式トイレでしゃがむ時 · 何が起きている? 1. 筋肉のコリ:お尻の深いところには、股関節を外旋させる「深層外旋六筋」という6つの小さな筋肉のグループがあります。その中のスター選手が梨状筋(りじょうきん) です。デスクワークなどで長時間座っていると、この梨状筋がこわばり、硬くなってしまいます。 2. 神経の圧迫:この梨状筋の真下には、足全体に伸びる太い坐骨神経(ざこつしんけい) が通っています。硬くなった梨状筋が、外旋の動きでさらに収縮したり、伸ばされたりすると、その下の坐骨神経を押しつぶしてしまうことがあるのです。 ⇒ 結果、足を組む(外旋)と、硬くなった「梨状筋」がその下を通る「坐骨神経」を刺激し、お尻に痛みや、場合によっては足先までビリビリするしびれを引き起こすのです。 痛みの原因③:複合動作でリスクがアップ! 「脚を横に上げながら、つま先も外に向ける」という、バレエやサッカーなどのスポーツで見られる複雑な動きでは、①と②の現象が同時に起こり、痛みのリスクが高まります。 大転子周辺は、外転の筋肉の腱、外旋の筋肉の腱、クッション役の滑液包がひしめき合っています。複合動作ではこの狭いスペースで全ての組織が同時にストレスを受け、「挟み込み」や「衝突」が起きやすくなるのです。
これらの痛みは、放っておくと慢性化したり、歩き方に影響が出たりします。痛みを感じたら、まずはその動作を控え、安静にするのが第一歩です。 そして、根本的に改善するためには、硬くなった筋肉をストレッチで緩め、弱った筋肉(特に中殿筋)をトレーニングで強化することが不可欠です。
今回ご紹介するのは、筋トレでもストレッチでもありません。 VIM療法という治療テクニックの一つで「意図的抑制反射」というものがあるのですが・・・当院の施術でもかなりの頻度で使っています。 ![]() ≪やり方≫
いかかでしょうか?少し痛みが楽になったのではないでしょうか?(変わらなかった方は、おそらく痛い方の股関節が、うまくリラックスできていない可能性があります。)
あなたの股関節の痛みの改善のお手伝いをさせて頂きます。 関連記事 ・その股関節の痛み【反り腰】が原因かも?腰の反りが招くお尻の悲鳴 ・その股関節の痛み【猫背】が原因かも?姿勢から紐解く身体の連鎖 |
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