2018/3/7

諸行無常

ご存知の方も多いかとは思いますが、「諸行無常」とは仏教の根本思想をなすものです。

この世の現実存在は、全て姿も本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することが出来ない事を意味する言葉です。

何故、突然こんな事を言い出したのかと申しますと、先月末、元職場の後輩たちと飲みに行った時の会話に端を発します。

後輩：「僕たちって将来、年金もらえますかね？今の制度のままでは到底年金が貰えるとは思えないんですよ。だから、年金を払うのが馬鹿らしいというか・・・」

私：「お前の言うとおりかもしれないけど・・・今からそんな心配してどうすんの？」と逆に質問しました。

この世は「諸行無常」であり、未来の事は誰にも絶対にわからないと思うのです。

正直に言えば、明日の自分がどうなっているかさえわかりません。

仮に私が年金をもらえる65歳になったとして、その年の夏は冷夏なのか、それとも連日40℃を超える猛暑なのかも分からなければ、日本という国や国境に今ほどの価値があるのか？さえも不確かなものです。

考えたくはありませんが、どこかの国と戦争している事だって有り得ます。

しかし、未来を心配したり、過去を振り返り後悔したところで現実は何も変わりません。これは大人であっても、子供であっても同じだと思います。

人生には「今」しかありません。どこかの予備校の先生ではありませんが「今でしょ！」です。

そして、この世は「諸行無常」です。

今現在のまま、一生を終えることは誰も出来ません。変わっていく世の中を、そして変わっていく自分を楽しみながら前を向いていくしかありません。

当院の施術も、新しいチャレンジ（変化）を恐れず、どんどん良い方に進化していくつもりです。