2019/4/11

ばね指(弾発指)の治療

ばね指は、指の曲げ伸ばしがスムーズに行えず、引っ掛かりがあり、カクンと指が「ばね仕掛け」の様になることから呼ばれています。



ばね指は、腱や腱鞘に炎症(腱鞘炎)によって、指を曲げるスジ(腱)を包んでいるトンネル(腱鞘)が狭くなったり、腱自体が厚くなる事によって、
トンネル(腱鞘)を上手く通過出来なくなる事で起こっています。



一般的に、手の使い過ぎ
スポーツや指を良く使う職業)の人にも多いと言われていますが、他にも・・・

・妊娠・出産期の女性(女性ホルモンの影響)
・糖尿病(血糖による間接的影響)
・リウマチ(関節破壊による影響)
・透析患者(アミロイドーシスの影響)

など、手の使い過ぎと関係なく発生しているケースもあります。

これまでの経験上、ばね指は症状が軽度であれば当院で行っている施術で治ります。
症状が重度で日常生活に支障をきたしている場合は、手術した方が早いかと思います。

当院で行っている「遠絡療法」では、ぶつけた、捻ったなど、怪我をした訳ではなく起こった手足の症状の大元の原因は、中枢神経(脳・脊髄)の炎症や機能低下と考えて施術を行います。

 

上記の木の写真で例えるなら、ばね指は「葉っぱ」の症状です。

葉っぱに起こる問題の根本は、栄養分や水分が送られてくるルート(根⇒幹⇒枝)のどこかに問題があって発生していると考えるのが自然ではないでしょうか?

ちなみにばね指の場合、当院で行っている遠絡療法では大元の中枢(脊髄)は、第2指~第5指の場合は頸髄、胸髄(T4・5付近)、母指の場合は腰髄(L3.4付近)と考えて施術しています。

まずは腹側から、レーザー治療器を使って、ばね指の原因と推測される脊髄の部位の炎症を緩和させます。


次に、遠絡療法独自の治療ポイント(ツボと類似)を木の棒で押圧し、指までの根⇒幹⇒枝の通り道の流れを活性化するような治療を行います。

※写真は腰痛の際に使用する治療ポイントです。ばね指の時に使う治療ポイントは異なります。


これはあくまで、当院で行っている施術の一例で、他にも様々な治療法があります。

重度の症状でなければ、そんなに時間はかかりません。

ばね指でお悩みの方は、是非当院にご相談ください。


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